地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜



――あれは確か、二週間前。

お風呂場で芽有と鉢合わせた時、私が見た物は――…


…――コンタクトの、ケースだった。


「――――っ!!」

「……気付いた、かなぁ?」


嫌な想像をした、その途端…芽有はそう呟いて笑みを深めた。


私は、その言葉に何も返さず……ただ無言で、思考を巡らせる。



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