地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜



でも、


「はじめまして
……おじいちゃん」


孫がこんな状況でも動じないし、それに……


「そうじゃ、芽有。そろそろお客様が来る頃じゃろう?

いっておいで」

「はいっ!!」


誘拐されているはずの私のところに普通にやって来て、普通に話しているなんて…
どう考えてもおかしい。


そう考えて――…


「………あれ?」


ふと、感じる胸騒ぎ。



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