地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜




「……………え?」



あまりにもスケールの大きな話に、私の頭はパンク寸前だった。


それでも、考えて考えて……



「じゃ、じゃあ…初代霊樹の『芯』ってまさか……!」


「「えぇ。私達よ」」



返された肯定の返事に、私はどうすれば良いかわからなくなった。


助けを求めるように樹の方へ視線を向ければ、



「まぁ…そういう事だ。

すぐには信じられないかもしれねぇけど、これは真実だよ」



そう言って、少し大人びた表情で肩をすくめてみせた。




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