地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜
とりあえず、高い高いしようと手を伸ばしてきた兄ちゃんを殴る。
「ぐぉおおおっ!!」
鳩尾に入り、玄関先で身もだえる兄ちゃん。自業自得だもんっ!!
そのまま芽有に向き直ると、脇腹をこしょぐろうと手を伸ばし……
「あぅっ、違うよ!!」
私は自分で自分にツッコミを入れた。
ふぅ……危なかった。
…この変なテンションに押されて大切な事を聞き逃すとこだったよぅ……。