大好き…。

「太輔、落ち着いて聞いてね。」
「お、おう。」
なんか嫌な予感がする。
でも、ちゃんと聞かなきゃ行けねぇよな。
「あのね。今、検査したら白血病だって言われたの。」
「てことは俺死ぬのかぁ？」
「今のところは、大丈夫だけど危ないかもしれないって」
「嘘だろ？今は大丈夫って？」
「まだ、初期の状態だから薬を飲んで経過を見るって」
マジかよ。
「母さん。ごめん。今一人にしてくれないかぁ？」
「うん。」
はぁー。
なんでなんだよ。
思いっきり枕を叩いてみたもののなんもかわりはしない。
すぐ、携帯を取り出して柊に電話した。
『もしもし、柊。今大丈夫かぁ？』
『おう、大丈夫だけど。』
『落ち着いて聞いてくれ、俺･･･死ぬかもしれない。』
『はぁ？いきなりどうした。』
『部活中いきなり倒れて、病院にいったら、白血病って言われた。』
『で、あみちゃんに言ったのかぁ？』
『まだ、言ってない。』
『しゃべるよな？』
『いや、しゃべらない。』
『じゃあどうするんだ。』
『あみに迷惑かけないように別れてくる』
『本当なのか』
『あみのためだ。話はそれだけだ切るぞ』