大好き…。
「じゃ、俺そろそろ帰るわ。」
「なんかありがとうな。何かあったらあみの事よろしく」
「おう。またな」
柊が帰ったあと、ぼーっと夕暮れの空を見ていた。
なんでこんなことになったんだろう。
自分を追いつめてもダメだってわかってるのに。
トントン。
「はい。」
看護士の方が入ってきた。
「五十嵐くんに驚きのニュースがあるの」
大した事じゃないんだろどうせ。
なんて思いながら、看護士の話を聞いたら、
「なんと来週の月曜日。1日だけ外泊が出来るってお医者さんが言ってたよ!!」
「それマジですか?」
「うん。本当よ」
ヤベー。
テンション上がってきた。
あみに会いにいきたい。
ただ、それだけだった。
「ありがとうございます。」
「でも、あんまり無理しちゃだめだからね。そこは気をつけてね。」
「はい。」
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