大好き…。

「どうやったら、あみを幸せにできるだろうなぁ。」
「なんで？今でも充分私は幸せだよ。」
「やっぱり、あの時別れてればよかったんだな。」
「そんなこと言わないでよ。」
「あみ。本当にごめん」
「太輔くんが謝ることじゃないよ。家の事情だから。」
あみは幸せかもしれないけど、俺はあみに迷惑かけてるとしか思えないんだ。
腕の中であみが泣き出してしまった。
「あみ、泣いてるのか？」
「･･･ごめんなさい。」
「謝らなくてもいいから。いっつもあみに迷惑かけて、本当、だめなたやつだよな、俺」
わかってる。
最低なやつだよ。
そんなやつの隣にいて、本当に幸せなのか？
「大丈夫だから。あみは悪くない」
あみは悪くない
彼女を泣かせるなんて、最低だな。