大好き…。
「お母さん、先にお風呂入って来ていいよ‼︎沸かしてあるから」
「気が利くじゃないの?じゃお先に入るね」
太輔くんのお見舞いかぁ。
そう思いながら、携帯の電話帳を開いて、五十嵐太輔の文字を探していた。
着信履歴を見ても、全部五十嵐太輔の文字ばかり。
気づいたら、発信のボタンを押していた。
「あっ‼︎どうしようどうしよう」
なんて言いながら、携帯を耳にあてた。
出るはずないのに、そしたら
『もしもし、あみだけど太輔くん?』
『もしもし、太輔のお友達かな?太輔の母だけど。太輔寝てるからまた後で掛けてね』
『あっ‼︎はいっ、失礼しまーす』
うわ、太輔くんのお母さんが電話に出たよ。
めっちゃ、緊張した。
そんな事をぼーと考えてたら、お母さんがお風呂から上がってきた。
「いい風呂だったわ。それにしてもデカイわねあのお風呂」
「だよね、私もここ来た時びっくりしたもん‼︎こんな大っきいお風呂あるなんて」
びっくりした。
いいタイミングでお母さんが上がって来るんだもん。
「次、入ってくるね。お母さんTVでも見てたら?それに冷蔵庫にアイスも入ってるし」
「この家にはいろいろあるもんなのね。」
いろいろあるって、設備は整ってるけど
アイスとかは自分が食べたいから買いだめしてるだけだし。
前、家にいた時はアイス食べれなかったからさぁ…
「そういえば、あみちょっとだけ太った?」
「えっ…マジで…」
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