大好き…。
「はい。あーん!美味しい?」
「っんまっ!」
「このオムライス、すごくおいしいよね」
「最高!」
このオムライスが気に入ったのか、私からスプーンをとって一人で食べていた。
だから、私は病院のご飯を食べていた。
半分くらい食べてから、
「あっ、俺一人であみのオムライス食べてたな」
「大丈夫だよ、太輔くんのご飯食べてたから。それに全部たべていいよ。」
「ありがとう」
それからもくもくと二人でお昼ご飯を食べた。

「「ごちそうさまでした。」」
見事に二人とも完食した。
満足そうな顔をしている太輔くん。
「久しぶりにこんなうまいの食べた。」
「私もなんかお母さんを思い出しちゃった。病院のごはんを食べたら」
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