大好き…。
「最近家に帰ってないのか?って遠いから帰れないか。」
「うん…。遠くて、帰れてないんだ。」
なんか悲しい雰囲気になっちゃった。さっきまで楽しい話をしてたのに。
「俺の所に来ないで家に帰ればいいのに、俺の心配しなくても。」
「ううん、大丈夫だよ。家にはいつでも帰れるから。それよりも太輔くんが心配だから」
笑って見せた。
太輔くんには心配かけたくないから。
そしたらふわっと、いい香りがした。
気づいたら太輔くんの腕の中に。
「ほんとに無理すんなよ?俺をもっと頼ってよ、これでも彼氏なんだからさ?」
「太輔くんありがとう、頼るよ。太輔くんも頼ってよ?彼女なんだから私」
少し腕の力が緩み、キスしてきた。
「っんん//」
「ふふっ、ほんとに可愛いな。早く退院してぇーな」
「可愛くなんかないし」
慌てて、太輔くんから目をそらす。
ほんとになんかいつもと雰囲気違うんだよなぁ。
もしかして、病気で頭までおかしくなったとか?
そんな訳ないか…。
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