君に捧げる物語
振り返った時、彼の隣には彼女がいた…
「二人は……」
「婚約したんだ…」照れたように微笑む彼と彼女
「おめでと…」涙が出そうになってまばたきを繰り返す
「じゃ…またね」うまく笑えたかどうかわからない
彼らに別れを告げてきびすを返す
歩きはじめたとたんに涙が流れる
さよなら……
さよなら…裕…
これからもきっと忘れない
あなたははじめて好きになった人だもの…
思いを伝える事はなかったけど…
ずっと好きだった…初恋の人