“隣の不可思議くん”


「仲直り?」


「喧嘩はしてません、ちゃんと今朝のこと話してくれました。少し戸惑っていただけだそうです、私嫌われていなかったです!」


「そっかよかったね」


そういって華乃の頭を撫でる。



「咲ちゃんはこれから部活ですか?」


「そうなんだよー今日はランニングだけどねー。」



嫌そうな顔をしている咲に頑張ってくださいと声をかけてそこで別れた。
自分も帰ろうと身支度をしていると声をかけられた。


「ねぇ・・西園寺さん」


「はい、何でしょうか・・?」


顔をあげればそこには二人のクラスメートが立っていた。
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