“隣の不可思議くん”


「あの・・不可思議くんと仲いいの・・?」


「神谷くんですか?」


「うんさっき仲よさそうに話してたよね?」



仲よさそうという言葉にうれしさを隠せなかった。


「そっそんな風にみえましたか?なんだか嬉しいです!まだ仲がよいとまでいきませんがお友達になったのです!お二人も神谷くんとお友達になりたいのですか?」


でしたら私から・・と言葉をつなげようとしたらそれは遮られた。




「冗談やめてよ!・・西園寺さん不可思議くんの噂知らないの?」


「冗談・・?噂・・・?」


「不可思議くんって幽霊とかそういうの見えるって・・」


「気に障ったことすると呪われちゃうって・・」


「・・・それは、本人に聞いたのですか・・?」

「聞いてないけど皆言ってるよ!まぁ・・西園寺さんも気をつけなね。」


そういい残して二人は帰ってしまった。

< 27 / 129 >

この作品をシェア

pagetop