“隣の不可思議くん”


「きっよー、やっほー偶然じゃ‥」


私に気づいたのか言葉を失っていた。ぺこり頭を下げ挨拶をすると急に叫ぶように話し出した。



「何何何々っ!!馨が女の子連れてる!!えっ何、彼女?彼女なの?!」


「そっそんな、滅相もないですっ!あっあの私神谷くんのお友達で西園寺華乃です!」


「へえー華乃ちゃんか可愛‥「甲斐いいかげんにしろ。」


甲斐と呼んだ方の襟元を掴んでぐいっと引っ張る。顔が同じなのに雰囲気のまったく違う人だった。






< 60 / 129 >

この作品をシェア

pagetop