“隣の不可思議くん”



「西園寺さんは、不思議なことを言うんだな。」



首を傾げて彼を見ていると甲斐の肩に手を置いた。


「よかったな、優しい人が居て。」


「えっ、何それって兄っぽくないってこと?えっ?そうなの?」


「そうでしょ‥」


そんな3人を見ていたら微笑ましくて思わず笑ってしまった。



「華乃ちゃんまで、笑うのー‥?」


「あっ、そうではなくて!皆さん本当に仲が宜しいんだなって。羨ましいです。」


にこっと笑ってみせると3人は顔を見合わせていた。

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