“隣の不可思議くん”
過去について
しかし、なんて聞こうか‥。普段は学校出し彼女も1人じゃない。それに、澄羅自身も直接話がしたいと言っていた。
悩んでいるとよく周りが見えなくなる。
「神谷くんおはようございます!」
「んあ‥おはよう‥。」
ふと彼女がじっと本を見つめていた。
「あの、神谷くん‥本が逆さまです。」
そう言われてみれば文字は上下逆転していた。道理で話が頭に言ってこないわけだ。本をもとに戻してぱたんと閉じる。
「何か、悩みでもあるのですか‥?」
「あぁー‥大丈夫‥」
と答えたが待てよと思いそのまま言葉を続けた。