貴方は私だけのスターでした…


多分アイツを好きになり始めたのは
結構最近だと思う。
あんだけ長くいたのにねw
小学生のときはただ友達だったと思うよ。
よくお互いの家に遊びに行ったり来てたりしてたからね。
そういえば、今でも覚えてるよ!
修学旅行迷子事件!
あれは本当自分でも思い出したくない過去…
私が初めて行った大阪の商店街で
自分の好きな感じのお店で立ち寄り見てたら、
みんなとはぐれてしまったんだよね…
恐くて泣きそうになってたのを颯太が
「お前、何してんの?」
って言ってきたんだよね。その瞬間、
ぶわぁーと涙でてきて…
その後どんだけアイツにお前泣いたよな~とか
言われからかわれたか…。
そう考えればあのときからアイツを
意識し始めたのかもね。
中学校も同じとこ通って、今と変わらない感じで
お互いバカやってたな…w
クラスが同じだったときは
授業中しゃべったり、いろんなことサボって
遊びに行ったりして先生によく叱られたよね。
クラスが違っても帰りはよく一緒に帰ってた。
サッカー部の颯太と吹奏楽部の私の下校時間が
いっしょだったからだ。
そう思えば、これまでどんだけアイツと過ごしてきたか…

私とアイツはいろんな話題で盛り上がってた。
最近のドラマの話、お互いの趣味、
学校やクラスのできごと、朝見たニュースなど
たわいもない話とかして話が続かないことなどなかった。

そして、私に話したあの話が
アイツの運命を変えた…

もしかすると、私の運命までを変えたのかもしれない…


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