*曖昧模糊*
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
カサカサと、葵くんの持つ
ビニール袋の音
あたしが持とうかと思ったけど止めた
どうせ、持たせてくれないもん
葵くんの、そうゆう優しさ
「・・・・・わっ!」
ドンッ
「大丈夫かー?雛(笑)」
「だ、大丈夫・・・・・」
道に落ちていた小さな石につまずいて
思いっきり葵くんの背中にダイブしてしまった
しかも、めっちゃ笑われてる
・・・・・・・恥ずかしい
「危ないねー、雛ちゃんは」
「え?」