*曖昧模糊*








ピリッ





我に返ったときには

もうお互い裸で



小さな袋を破るところだった






「・・・・・・・ちょ、ちょっと、待ってっ」





駄目だ、駄目だ、

落ちついて、自分



こんなことしたら、

きっと戻ることは出来ない









そんなあたしに葵くんは優しいキスを落とす







「・・・・・・・・・今更待てるわけないしょ?」



「・・・・・・・・あ」






葵くんの目は、さっきみたいな

冷たさではなかった




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