*曖昧模糊*








・・・・・・・・・・・・・本当は、

サヤカちゃんに料理を教えたくない




だって、サヤカちゃんが料理できるように

なっちゃったら、葵くんはもう

あたしの部屋に来ることはなくなるでしょ?




・・・・・・・・・・結局、あたしは

自分のことだけしか考えられないし、

自分の都合の良いようにしか、出来ない














「ふぅーう、本当に美味しかったぁ!」



「ありがとう・・・・・・」





サヤカちゃんは何度その言葉を言ったかわからない

本当に、嘘とかお世辞じゃないんだなって、

あたしでもわかるくらいだもん




本当に、顔も可愛くて、

性格も良くて・・・・・・・・本当に











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