*曖昧模糊*




今でも葵くんのこと好きっていう

素振りを見せちゃ駄目なんでしょ?





「行こ・・・・・・?」





精一杯の笑顔で

亮平くんの腕を掴んで隣の部屋までの

わずかな距離を歩いていく




葵くんの顔は見ることが出来なかったけれど





そのために、亮平くんは

あたしとここまで来てくれたんだよね・・・・・?





















これで、あたしの叶わない恋はもう終わり



















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