*曖昧模糊*








・・・・・・・・・・・・・・のはずだったのに









「・・・・・ちょっと、待てよ・・・っ」





グイ





「ひゃ・・・・・・ッ!!」




部屋のドアにたどり着く寸前

あたしの腕は進行方向とは反対側に

力強く引っ張られた



その反動で、バランスを崩す体

でも、それも、いつものように支えてしまった








・・・・・・・・・・なんで・・・・・?





「・・・・・・・・・・・あ、葵くん」







あたしは葵くんにしっかりと抱きしめられていた








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