*曖昧模糊*







「とにかく駄目!これ、鍵、勝手に開けて!

 あと、この荷物も置いといてー」





「てめぇー葵!ちゃっかり俺に荷物持たせんな!」






そういって葵くんはあたしの方に来た






「雛ちゃんの荷物持つよ、重いでしょ」




「・・・・・あ、ありがとう・・・・・」





あたしの手から離れたスーパーの袋

あたしが持ってたときはあんなにダサく見えたのに

葵くんが持つだけでこんなにもステキに見える






「開けて!」



「あ、うん!」





葵くんに言われて慌てて鍵を取り出す






「雛ちゃぁーん、雛ちゃんも一緒に飲もうよ!

 そんくらいいいでしょ、葵ぃ!」




金色の髪の人が赤い顔して話す



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