*曖昧模糊*
「いやぁー、あいつらうるさくて、ごめんな?」
そう言って謝る葵くん
「ううん、全然・・・・・」
『・・・・・きゃははー、うけるー!』
『・・・・・葵の部屋、探索しよー!』
隣の部屋から声が聞こえる
「うわ、うるさ!ここってこんな壁うすいの?」
あたしは苦笑いしか出来なかった
だって、いっつも聞こえてくるのに
葵くんと女の子の甘い声
それが、どれだけあたしの胸を締め付けるのか
ばれてしまいそうで怖かった