*曖昧模糊*








「・・・・・・・あれー?雛ちゃん帰るの?」




ビクッ

突然後ろから声を掛けられた





「・・・・・・・あ、亮平くん」





そこには金髪メッシュの亮平くんがいた





「こんな時間に危ないよー、送るよー」



「隣なんで大丈夫です・・・・・」



「えー、心配」




あたしなんかより、亮平くんのほうが

よっぽど心配



足元なんか、ふらふらしてるし

口もまわっていない





「・・・・・・・送るってー」



「い、痛い・・・・」





亮平くんの手があたしの腕を掴む

思ったより強くてびっくりした




< 51 / 337 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop