*曖昧模糊*









「・・・・・・・・・・・・はぁ」






自然に出てしまうため息

こんな恋、叶うはずないのに




特定の彼女は作らないみたい

毎日違う女の人の声がしているもん



そんな関係になるくらいなら

あたしの方がいいのかもしれない






彼の彼女になりたいなんて思っていない

彼の彼女になれるなんて思っていない



ただ、他の女とした後でも

毎日ご飯を食べに来る

そんな安定した関係でいい





大体、こうゆう風になっただけでも

すごいことだもん


彼はかっこよくて何もしなくても

女なんていくらでも寄ってくるだろう


一声かければ、料理なんて作ってくれる女の人なんか

たくさんいるはずだ



それなのに、部屋が隣だって言う事だけで

あたしが選ばれたんだから




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