*曖昧模糊*






「・・・・・・お前、帰れ」



「・・・・・・・ご、ごめん」



「いいから!早く帰れって!!」





葵くんの声が狭い部屋に響く





「・・・・・本当に、ごめん

 ・・・・・雛ちゃん、本当にごめん・・・・」




そう行って、玄関の閉まる音が聞こえた










・・・・・・・・・なんで、ここにいるの?

だって隣の部屋で寝てたはずでしょ?




・・・・・・・・・どうして?









「・・・・・・雛、・・・・とりあえず

 服・・・・・・着て」




「っ!?・・・・・・う、うん!」




そうだった、あたし、下着姿だった




< 60 / 337 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop