*曖昧模糊*






「・・・・・・じゃあ、俺部屋戻るわ」




「・・・・・・・・うん、ありがとう」





葵くんが立ち上がる

・・・・・・・本当はまだ、いてほしい

・・・・・・・もう少し、一緒にいたい




・・・・・・・でも、そんなこと言えない







ガンッ





「・・・・・・てぇ」




ビクッ






葵くんの足が、靴箱に当たったみたい

結構大きな音がして体が震えた



安心したはずだったのに、

また、思い出してしまった








「・・・・・・・・あ、葵くん・・・」



「ん?どした?」




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