winter♫snow
そして次の日、俺は学校に向かっていた。
俺は学校という所が嫌いだ。
朝起きるのは面倒だし退屈だ。
まぁ、今さら文句言ったってしょうがないが…
そうこうしていると教室に着いた。
ガラッ
扉を開けると俺を見てくるクラスメート達。
面倒臭い。
多分俺のケガが原因だ。
何せ俺のあだ名は悪魔、あながち間違っちゃいないけど(笑)
いつもならここでスルーする俺だが今日は違う。
(甘い、何だこの香り)
俺の席の隣に座る女、東雲マリアから甘い香りがした。
菓子や果物香りじゃない、正確に言うなら神経がとろけるような内側からくる甘さ。
(まさかこの女が?)
俺はしばらく東雲マリアを見ていた。