winter♫snow

学校には一応友達がいる。
けれど、私は親友を作らない。

失った時傷つきたくないから。
けれど嫌いというわけでもない。



ただ、深くは付き合わないだけ。



「おはよう、マリア」

   来た!!

「おはよう!」

今日も作り笑いを浮かべる私。

こんな私でも気になる人はいる。
 
隣の席の春川冬樹。
いつも左目を眼帯でかくしていて反対の右目はボーっとしている。
髪はブラウンで少し癖っ毛。
体系は細い。

ただ、彼はいつも一人でいる。
一匹オオカミと言うわけじゃない。
彼はほとんど無傷の時がない。

ほら今日も右腕を包帯で巻いている。

その傷も明日になると治っているだろう。
彼は怪我をしても一日で治っている。

そんな奇妙な事から色んな噂が流れ、そして誰も見た事が無いであろう左目をみると死んでしまうと言う噂がある。



だから皆彼に近づかず彼をこう呼んだ悪魔、と。



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