もう…やだ
そんな会話をして今日、
時が過ぎて学校が終わった。
今日は行かなきゃいけないんだよな…
「はぁ…」
私は思わずため息を吐いた。
私は腹をくくって天川の家に行くことにした。
天川の家がある
成山駅に着いた。
私は天川に
「駅に着いたよ」
とメールを送った。
それから少しの間
天川からの返信を待っていた。
しかし返ってきたのはメールではなく電話だった。
「今から言う通りに歩いてきて」
「あ、うん」
「とにかくそこからまっすぐ行って、ミスドが見えるから、見えたら教えて」
「わかった」
電話をしたまましばらく歩くと、天川が言っていたミスドが見えた。
「見えた?」
タイミングよく天川が聞いてきた。
「見えた!」
「ミスドを通り過ぎて、またまっすぐ行ったら、ファミマの看板が見えるから、見えたら言って」
「うん」
天川の言うファミマの看板が見えたので、私は天川に「見えたよ」と言った。
「そこのマンションの501ね!」
ファミマの看板の反対側にあるマンションのことを、天川は言っていた。
「わかった」
私はオートロック式の入り口に入った。
≫ピンポーン♪≪
天川は私だとわかっていたらしくすぐにドアを開けた。
≫ピッピッ♪≪
私は開いたドアから中へ入った。