ぴゅあ ぶるー×Deep blue
取って、もう一度じっくり見たくなる。

でも、自分でつけられないからな。

「教室やってる師匠が知り合いで。オレはそこで雑用係しながら、ただで教えてもらってて。でも・・・」

シオウは、目をキラキラさせてて。

でも、ふっと、言葉を切った。

言おうとした言葉を、あきらめて、飲み込んだように見える。

何で?

シオウをまじまじと見た。

シオウは、悲しく笑う。

「自分のこと、話しちゃいけないって決まりがあったんだった」

「・・・うん」

「もっと、簡単なことだと思ってた」

シオウはつぶやいた。

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