ぴゅあ ぶるー×Deep blue
立ち尽くしてると、隣に来て、背中に手を回された。

うわ。

ぞわぞわっと悪寒が走る。

あたしの半身にでっかい図体が、触れている。

ものすごく、不快。

得意のカラテで、蹴りを一発・・・決めてやりたい。

けど、カラテなんか習ったこともない。


あたしはずっと陸上しかやってない。

その経歴を生かして逃げようにも、逃げるための道はない。

自慢できるほどの俊足もない。

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