ぴゅあ ぶるー×Deep blue
「ごめんね、放っといて。オレが誰かと話し出しても、離れないで、そばにいて?」

あたしは、うなずく。

さっきは、どうしていいかわからないで、離れてしまったのだ。

だから、大木なんかに捕まってしまった。

「できれば、もっと親しげに、もう少し寄り添っててくれるとありがたいんだけど」

はあ。

「・・・無理」

「そうか」

シオウは苦笑する。

そうっと、肩にまわしてた手も、引っ込める。

そうじゃないから。
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