ぴゅあ ぶるー×Deep blue
「こら、手塚、せっかく付き合って来てやってるのに、放っておくとは、失礼な」

ノースリーブの、紫色のドレスを着た、女のヒトがやってきた。

彼は手塚という名前で、彼女は、借り出されたパートナーらしい。

あたしと、同じ。

彼女はニッコリあたしに笑ってくれた。

無愛想なあたしも、慌てて微笑む。

こいうヒトって憧れる。

まず、ニッコリ。

あたしには、永遠にできそうにないこと。

「かわいいっ。この子、シオウの連れ?彼女?」

「彼女だって」

「何、残念そうに言ってるの。でも、確かに意外。何歳?」
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