ぴゅあ ぶるー×Deep blue
「あのさ、彼女、固まってるから、やめない?彼女いじるの」

あたしは確かに、フリーズしてる。

注目されることにすら、慣れてないのに。

「そうか~。残念だね、手塚くん。さあ、邪魔しないで、行こう、行こう。じゃあね」

手塚は安西さんに引っ張っていかれる。

何となく、目で追ってて、ふとシオウを見る。

シオウは、あたしをじって見てる。


「何?」

「いや。かわいいなって思って。カイリ、どこにこんな可愛い子、隠してたかなって」

「・・・訊いていいですか?」

「うん?」
< 50 / 108 >

この作品をシェア

pagetop