ぴゅあ ぶるー×Deep blue

碧い時間

「シオウ!!」

次の女の子が来た。

その声と、表情で、シオウのこと、好きなヒトだって、はっきりわかる。

ああ。

あたしには、今日だけなのに。

「どうした?」

シオウに言われて、自分が、シオウの腕をぎゅっと掴んでいることに気付く。

自分の、無意識がおそろしい。

あたしは、おそるおそる目を上げて、シオウを見る。

「気分でも悪い?慣れないモノ、飲むからだ」

シオウは、あたしの背中に手をまわす。

「後でね。ちょっと、涼んでくる」
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