ぴゅあ ぶるー×Deep blue
これじゃ、絶対に、生身のあたしは、シオウに、認識されない。

動揺しつつ、頬を見る。

うっすらと、赤い線が走ってる。

言われてみれば、な感じに。

「そういえば、痛いかも。いつ、付いたんだろう」

「うそ。気づかなかった。」

シオウが顔を寄せてくる。

スッって、当たり前に、当たり前じゃない距離をつめる。

「どこ?」

「ばか。近いわ」

カイリに離される。

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