愛してんで
次の日
空は、いつになく澄み渡り、雲一つ無い青空が広がっていた。
待ち合わせ時間が迫り、臣と柚はソワソワと落ち着かない。
鈴「柚君、臣君。おはよう。」
臣柚「「おはよう」」
鈴「どこに行こうか?」
臣「鈴華ちゃん、どっか行きたいとこないん?」
鈴「じゃあ、港の所の公園。アスレチックとかあるでしょ?そこがいいな。」
色々とプランを練ってきた2人だったが、くったくなく笑う鈴華を見て、公園へと向かった。
休日という事もあり、公園内は家族連れで賑わいを見せる。
3人は、我先にとアスレチックに向かい、小さい子に混じって順番を待つ。
待っている間も、3人の会話が続き、時には一緒に並んでる子供達と笑いあった。
丸太を渡ったり、ロープを引っ張ったり、野原を子供達と走り回った。
背中は、汗でビショビショ、手足は擦り傷だらけ。
それでも、誰一人と笑顔を絶やす者は、いなかった。
楽しい時間は、あっという間に過ぎ、別れの時間になる。
3人は、駅前と戻って来ていた。