愛してんで


泣きじゃくる2人を連れて、リビングへと向かう。


隆太は、2人を椅子へと座らせると、涙を拭いてあげた。


奏は、冷蔵庫からオレンジジュースを出し、グラスに注ぎ、ストローを付けて出した。


臣「{俺のオレンジジュース…}」


奏「{我慢しぃや。男やろ。}」


奏は臣を睨むと、臣はガックリと肩を落とす。


2人は、目の前に置かれたグラスを見ると、隆太を見上げた。


隆「飲んでいいよ。」


2人は、顔を見合わせると、エヘヘッと笑った。


初めて見せた笑顔に、みんなも自然と笑顔になる。


「「いただきましゅ」」


沢山泣いて、喉が渇いていたらしく、グラスのオレンジジュースは、凄い速さで無くなっていく。


昂「隆太、この子達は、お前の何なん?」


隆「コイツらは、俺の幼なじみの子。」

柚「幼なじみの子が、何で居るん?」


隆「俺にも分かんねえし…燿(あき)、潤(じゅん)挨拶出来るか?」


燿と潤は、コクリと頷き、顔を見合わせた。


燿「しらかわ あき(白河 燿)です。ごさいです。すきなものは、ケーキです。」

潤「しらかわ じゅん(白河 潤)です。ごさいです。ウルトラマンになりたいです。」


奏昂臣柚隆平大綾佳
「「おぉぉぉー」」

パチパチパチパチ


みんなが拍手してくれたのを見て、燿と潤は顔を赤く染める。



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