愛してんで
昂「ご飯やで~。」
燿潤「「は~い」」
潤と遊んでいた3人は、ソファにぐったりしていると、綾がテーブルへと促した。
燿潤「「わぁ~、オムライスだぁ~」」
奏「2人共、オムライス好き?」
燿潤「「うんっ!!」」
奏「良かった。じゃあ、みんなのオムライスに、ケチャップ掛けてくれる?」
燿潤「「うんっ!!」」
燿と潤は、目をキラキラさせて頷いた。
燿「じゅん、ごはんのまえは、おててあらわなきゃ。」
潤「そうだね。しんちゃん、おててあらおう。」
ぐったりしている臣の腕を掴んで、ゆさゆさと揺さぶる。
佳「おてて、あらわなきゃ。」
からかいながら、臣の耳元で呟くと、臣は佳康をギロリと睨む。
燿「みんなもだよね。」
潤「そうだよ。みんないっしょだよ。」
両手を燿と潤に引かれて、洗面所に向かう臣の後ろを、みんなでついて行く。
手洗いを済ませ、燿と潤は嬉しそうに、ケチャップで覚えたての、みんなの名前を書いていく。
ぐにゃぐにゃで、読みづらい名前だったが、満足げに笑う2人を見て、顔を綻ばせた。
大きな口で、オムライスを頬張ると、ケチャップで口元はベタベタに汚れていった。
お皿から、綺麗にオムライスが無くなる頃、遊び疲れて燿と潤は、可愛い寝息をたてていた。