愛してんで


綾「間違って、俺の学校に転入してきて、一緒の寮に住んでんだよ。」


ありえねえだろーなんて、笑いながら話を続けた。


奏《アホッ!!彼女に、そこまで言わんでもええやん・・・》


一緒に住んでると言う言葉を聞いて、緒里の表情が曇る。


緒「ねえ、早く行こうよ。生きたい店あるんだけど!!」


甘える洋に、腕を絡ませる。


まるで、私の物と言わんばかりに。


綾「うっ、うん。分かった。じゃあ、奏、後でなっ」


奏「ぉん・・・」


引きずられながら去って行く綾の後ろ姿から目を逸らし、また海を眺める。




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