愛してんで


並木道をグングン進むと、ログハウス調の建物の中に、2人は入って行く。


そぉ~っと中を覗くと、2人は奥のテーブル席に付き、入り口に背を向けている。

奏達は、静かに店内に入ると、2階の4名掛けのテーブル席に別れて座った。


1階から天井まで吹き抜けになっていて、思ったよりも広い店内だった。


丁度、目線の先に2人を見る事が出来た。


店員「失礼しま~す。ご注文は、お決まりですか?」


店員が、人数分のお冷やをテーブルに置くと、伝票を取り出し奏達の注文を待っていた。


佳「あっ、あぁ、注文ね。」


席に置いてあるメニューを取ると、パラパラと捲る。


大「あっ、決まったら呼びますよ。」


店員「かしこまりました。失礼します。」


軽く会釈をし、手に持っていた伝票を卓に置くと、1階へ下りて行った。



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