愛は魔法を超えるかも☆
ガクンッ


「純玲、大丈夫?」


そこは電車の中だった。


「あれ、えーと?凪斗だよね?」


「そうだけどどうしたの?寝不足?

 急に意識なくなったからびっくりした。」


あたしの目の前には、凪斗がいる。

凪斗が前とおんなじ目顔であたしを見てる。

わああぁあって泣いて抱きつきたい気分だよ。


「そろそろ、駅に着くよ。華原さんたち待ってるかな?」


「え?あのさ、止めない?アタシちょっと体調が悪くて…」


「え?大丈夫そういえばさっきも気を失ったし、

 じゃあ、純玲はは帰って寝て?

 俺だけでも行って…」


「ひどい凪斗具合が悪いあたしを置いていくの?

 珠樹にはメ-ルするから、

 家まで送って、いいでしょ?」


「しょうがないなあ。わがまま姫は!」


凪斗はあたしの頭を撫でて抱きしめた。

優しい凪斗。

あたしはこの手を絶対離さない。

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