愛は魔法を超えるかも☆
「すみません。」

はっと我に返る。

客だ。

「いらっしゃいませ。ご用命何かございますか?」

うわ、可愛い

二十ぐらいか?

顔が可愛いのにグラマラス!好みだな。

そんな彼女が満面の笑みで

「水越大樹。ありがとう。

 おかげで、彼の心を奪われずに済んだわ。」

と、訳のわからないことを言う。

「は?」


「判らないの?

 そうよね、一ヶ月前の水越大地ですものね?

 ああ、もう、私だってどうしていいかわからないけど、

 お金は過去のあなたに渡したんでいいのよね?」


そう言って5万を渡してくる。


「ごめん、意味わかんないんだけど?

 判らないお金は受け取れないんだけど?」


「…上手に話せるかしら…」

彼女はちょっと困ったように話し始めた。





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