愛は魔法を超えるかも☆
「さて、純玲さんご気分は如何ですか?

 残りの人生をご覧になりますか?」


「乗りかかった船だわ。もう、どうにでもして頂戴。」


「では、あなたが時間を戻さなかった場合の未来ですよ。

 さあ、頭にそこにたどり着くまでの過去を思い浮かべて、

 ドロップを口に含んでください。」


悔しいが、オヤジの催眠への導き方は完璧だ。

あの、すみれさんがすうっと暗示にかかっていく。


「どうやら成功したようだな、。EATHやれば出来るじゃないか。
 
 ちょうどいい実験体が舞い込んできたもんだ。

 もう一度、術をかけてみろ。分かってるな、

 失敗したら彼女は戻れなくなる。」



絶対失敗なんかしてたまるか。

さっきと同じように慎重に、呪文を唱える。





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