愛は魔法を超えるかも☆
「ただ、少し忘れることもある。


 記憶を無くして今日まで過ごした俺との時間は、

 無理やり俺が捻じ曲げた作った時間の糊代、

 君は、俺とは違った場所で生きることになる。

 大丈夫、

 元あった所にもどるだけ

 苦しみも、痛みもなく、流れていくんだ。」


「あなたは、あなたと暮らした記憶は?」

「元々、そんな時間はこの世に必要なかったんだよ。」

「あなたは、それでいいの?」

「…」

「大地さん。」

「目をつぶってて、

 そしたら何もかも終わってるから。

 大丈夫上手くやるよ。


 ごめんね。


 君の人生にかかわって…」


大地さんが笑って、そして言った。


「きっと次に会うとき、

 君は俺を覚えてない。

 でも、言わせて。

 俺、


 君が大好きなんだ。


 愛してる純玲

 これまでも

 これからも。」




……





 

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