センセイと一緒【完】




「……っ」


わかっている。

想いのままに動けば、全てが壊れてしまう。

何度も夢見て何度も諦めた。

その度に引き裂かれそうな胸の痛みを感じながら……。

けれど。


――――それでも、鈴菜が欲しい。


自分でもどうしようもない、渇望。

尚哉はぐっと目を瞑り、息をついて天井を見上げた。



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