センセイと一緒【完】
柊史の言葉に。
尚哉はしばしの沈黙の後、ゆっくりと口を開いた。
「……相変わらず乱暴だね、君は」
「気持ち悪いよりマシだろう。別に丁寧語で授業をしなければいけないなんて決まりはねぇ。お前のその言葉を聞くたびに、オレは背筋がゾッとする」
「酷いことを言うね。……で、黒瀬のクラスは何をするわけ?」
「冥土喫茶だ」
「メイド喫茶?」
尚哉は唖然と柊史を見た。
そんな尚哉に、柊史は軽く首を振る。
「あのメイドじゃない。『冥土の土産』の冥土だ」
「……」
尚哉はますます怪訝な顔をする。
はぁと息をつき柊史は椅子の上で足を組んだ。