愛鍵
鍵
誓い
「や、やめて!離してよっ!!」
腕を掴まれたあたしは、それを振り払おうと必死だった。
何であたしなのかわからない
とにかく誰かに助けて欲しかった
でも、大抵の人は見てみぬ振り...
中には立ち止まる人もいるけど、巻き込まれたくないがため、助けてくれない
あたしは孤独だった
自分自身で言うのも何だけど、もうすべてが嫌だった
人生すら投げだしてしまいたかった...
でも、中には光をくれる人もいた
現実から逃げてネットの世界に走った
そこでは、同じように苦しい思いをしている人、もちろん経験はないが受け入れてくれる人...
様々な人格がさ迷う中で、皆はあたしを暖かく包んでくれた
きっと、そこからだろう...
学年のトップ的存在の女の子達がそのことを知り、悪質ないじめは悪化していった